ITOKIのオフィスチェアは、ちょっと別格です。
デザイン・座り心地・機能性など、どこを取っても満足できるモデルが多く、
「すごいな、このチェア…」
と、評価した経験がこれまでに何度もあります。
さらに、実際に購入した人の肯定的な感想を何度も聞いてきました。
ですので、タイトルどおりITOKIのオフィスチェアは評判の調査をするまでもありません。
どれも素晴らしいモデルばかりです。
本記事では、とくにイチオシのモデルを紹介します。
特徴についても解説しますので、参考にしてくださいね。
・家具業界で20年以上働いているマーケター
・商品開発やセールスなど幅広い分野で活動中
目次
ITOKIのオフィスチェアは評判がいい?
はじめにお伝えしたとおり、ITOKIのオフィスチェアはとても評判がいいです。
デザイン設計事務所、事務機店、家具店のどのルートからも共通していい話を聞きます。
ここまで高く評価されるのは、他メーカーではそうありません。
結論:評判の調査は必要性を感じない
ITOKIのオフィスチェアの評判について、もうこれ以上調査する必要はないと筆者は感じました。
なぜなら、自分の目で見て本当に素晴らしいと確信を持っているからです。
私は、数えきれないほど色んなフィスチェアを試座してきましたが、ITOKIはちょっと別格な気がします。
ITOKIのオフィスチェアはココがすごい
- 開発力がすごい
- 座り心地が最高
- 高品質
座り心地や品質は、すべて開発力が関係しているといっても過言ではありません。
開発力があるからこそ、高品質で座り心地がいいオフィスチェアが完成するわけです。
繰り返しになりますが、ITOKIのオフィスチェアの開発力はとても優れていると思います。
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ITOKIはどんな会社?
ITOKI(イトーキ)は資本金52億円を超える大きなオフィス家具メーカーです。
日本全国に事業所があり、オフィス家具の販売だけでなく、新築ビルの内装や移転工事なども手がけています。
オカムラ・コクヨと並んでオフィス家具メーカーのビッグ3と呼ばれ、お互いが競合する位置関係にあります。
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研究施設や金融機関向けの特殊な家具・什器も扱っているのもITOKIの特徴です。
あらゆる分野でITOKIの名が定着しているところは、素直にすごいと感じます。
ITOKIといえば、法人用家具だけかと思われますが、ホーム家具も展開しています。
自宅で使えるデスク・ホームチェア・収納家具もあるんですよ。
あまり知られていませんが、ランドセルも作っています。
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オフィスチェアの特徴を解説
ITOKIのオフィスチェアについて、特徴を解説します。
なお、ITOKIではオフィスチェアのことを「タスクチェア」と呼んでいますが同じ意味です。
バリエーション
バリエーションは、大きく分けて3つの構成で成り立っています。
- タスクチェア
- ライトタスクチェア
- エグゼクティブチェア
タスクチェアは、オフィスチェアの主力としてITOKIで長年販売しているシリーズです。
ライトタスクチェアは、タスクチェアよりもカジュアルなデザインが特徴です。
ここ数年でオフィス空間のあり方が大きく変わり、カフェのようなくつろげるオフィスも増えています。
そんな背景があるなか、ITOKIではカジュアルな空間にも似合うデザインのオフィスチェアを開発しました。
それがライトタスクチェアです。
また、海外のオフィス家具メーカー、Knollは、Knoll Japanがグループ会社ということもあり、一部のモデルを展開しています。
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通販専用のオフィスチェアもある
ITOKIのオフィスチェアは、カタログに掲載されているものだけではありません。
通販でしか買えないモデルもあります。
たとえば、サリダチェアはITOKIのカタログには掲載しておらず、通販でしか購入できません。
通販向けのオフィスチェアは、カタログ掲載品に比べて安いです。
イトーキオンラインショップで購入できますよ。
デザイン設計
デザイン設計は、ITOKIの真骨頂ともいうべきポイントではないでしょうか。
うつくしいデザイン、かっこいいデザインなど、ひと目でITOKIと分かるオフィスチェアがたくさんあります。
デザインは座り心地に影響を与えるため、見た目だけよくすればいいというわけではありません。
座り心地を考えたうつくしいデザイン設計は簡単にできることではないのです。
ましてや、オフィスチェアは1つ開発するのに数千万、多いと億単位という費用がかかる世界です。
ITOKIのオフィスチェアを見れば見るほど、開発に相当な時間と費用をかけていると感じます。
価格帯
もっとも安いものだと、通販向けのオフィスチェアで2万円前後から購入できます。
カタログに掲載されているモデルだと、定価ベースで3万円台から30万円台と幅広いです。
品質
ITOKIのオフィスチェアは高級モデルから安価なモデルまで幅広いですが、安いモデルでもしっかりした作りです。
スチール、樹脂などオフィスチェアの主材料となる部材はもちろん、構造面でも質の高さをうかがえます。
筆者は通販向けのサリダチェアを体験したことがありますが、安いのに本当にしっかりした作りでした。
精度の高さにおどろいた記憶があります。
JOIFAに準じた品質保証
ITOKIは一般社団法人日本オフィス家具協会(JOIFA)に加盟しています。
構造体・消耗部分などパーツによって保証を設けているので安心です。
もちろん、オフィスチェアには保証書が付属しています。
こんな方におすすめ
素晴らしいオフィスチェアを手に入れたいなら、ぜひITOKIを候補にあげてください。
デザイン・座り心地・機能どれをとっても満足できるモデルばかりですよ。
ITOKIと他のメーカーでオフィスチェアを比較
ITOKIと他のオフィス家具メーカーのオフィスチェアを比較してみました。
大手オフィス家具メーカーのオカムラ、コクヨは価格帯はいずれも同等のレベルになりますが、デザイン設計と完成度の高さではITOKIのほうがやや優れていると感じます。
まだエラストマー樹脂が登場していない10年以上前に、スピーナチェアを発売したときは、業界内・外で大いに注目を集めました。
FLIPFLAPや女性向けのオフィスチェアの開発など、業界で一歩先をいくオフィス家具メーカーのように感じます。
最近ではバーデブラ03がたくさんの賞を受賞していますよね。
細部にいたるデザインへのこだわり、インテリア性の高い張地など、高く評価できるポイントがたくさんあります。
輸入家具メーカーのオフィスチェアと比較
ITOKIは海外工場(中国)で生産しているモデルが多いといえ、すべて自社、もしくは有名デザイナーと協業して設計しています。
ちなみに、輸入家具メーカーは、東南アジアの現行モデルを輸入して国内で販売するパターンが多いです。
複数の家具通販でよく似た安いオフィスチェアを見かけるのは、東南アジアの同じメーカー品の可能性もあるわけです。
ITOKIはすべて自社管轄のもとデザイン設計しているため、他でよく似たオフィスチェアはありません。
つまり、他社と差別化できているということです。
ITOKIのオフィスチェアに欠点はある?
ITOKIのオフィスチェアは、筆者もさまざまなモデルを試してきましたが、欠点を探すのがむずかしいです。
ひとつ欠点をあげるなら、座面がメッシュのモデルがないという点でしょうか。
オカムラには、コンテッサセコンダがあります。
ハーマンミラーにはアーロンチェアがありますよね。
いずれも高級オフィスチェアとして名高いですが、ITOKIには座面がメッシュタイプの高級モデルはありません。
座面がメッシュを好む人にとっては、欠点といえるでしょう。
しかし、筆者は座面にメッシュを採用していないことにITOKIならではのこだわりを感じるのです。
きっとそこには理由があります。
座り心地・耐久性といった点を突き詰めていった結果、メッシュを採用していないだけかもしれません。
試座できる場所はある?
ITOKIはオフィス家具メーカーなので、一部ショールームを除き試座できる場所はありません。
法人の場合だと、最寄りの営業所に問い合わせればサンプルを確認できる可能性はあります。
しかし、ITOKIは個人向けに販売している店舗がありません。
ですので、自宅用で欲しい人にとっては、試座せず購入することになるパターンになります。
どうしても現物と見てから購入したい場合は、自宅から最寄りの家具量販店にITOKIのオフィスチェアを展示していないか確認してみてください。
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ITOKIでイチオシ!おすすめのオフィスチェア
ITOKIで、とくにおすすめのオフィスチェアを厳選しました。
新モデルだけでなく、10年以上前に発売された不朽の名作もありますよ。
気になるモデルはくわしくチェックしてみてくださいね。
スピーナチェア
おすすめの高級デスクチェアでも紹介していますが、スピーナチェアは本当に素晴らしいオフィスチェアです。
発売されてから10年以上経ちますが、古さを感じるどころか時代を超越したモデルだと感じます。
高級感あふれる見た目は部屋の雰囲気を格上げしますよ。
上質な座り心地は、長時間座っていても疲れにくく作業に集中しやすいです。
なお、背もたれのパターンはいくつか種類がありますが、個人的には「エラストマータイプ」がおすすめです。
ノートチェア
ノートチェアの素晴らしいところは、デザインのうつくしさにあります。
とくに、横から見たときのZ型に流れるような背のフレームは、ITOKIならではのこだわりを感じます。
きっと座り心地を考えてデザインなのでしょう。
張地を背フレームに巻き込むことで、やわらかい印象に仕立てている点もさすがです。
座り心地は、言うまでもなく上質です。
くるぶしを支点に背・座が連動して動くのでロッキングもラクにできます。
フリップフラップチェア
折り紙のようなデザインで、インパクトのあるおすすめのオフィスチェアです。
発売当時、このチェアを見たときは正直ぶっ飛びました。
はじめはヘンなチェアだなと思ったのですが、体験するたびに発見があり、ITOKIのすごさを再認識したチェアでもあります。
なお、フリップフラップチェアは「座る」という行為のなかに3つの視点を見出しています。
それは「集中」「リラックス」「リフレッシュ」モードの3つです。
背の角度を調節してリラックスできるチェアは他にもありますが、フリップフラップチェアは、ストレッチ姿勢が取れます。
つまり、座りながらストレッチができる「リフレッシュモード」が搭載されているということです。
長時間座って作業する方にとっては、うれしいポイントではないでしょうか。
エフチェア
エフチェアがおすすめの理由は、腰部のサポートにあります。
腰のフィットが素晴らしいチェアなんです。
座面の奥行を浅く調節するほど腰のサポート感を得られ、猫背になりにくい姿勢で座れます。
背の上部が細くなっているため、上半身の動きをさまたげない点も特長の一つです。
コンパクトながら、座り心地が抜群にいいオフィスチェアですよ。
ノナチェア
ノナチェアはコンパクトサイズで、座り心地のいいITOKIでおすすめのオフィスチェアです。
座のクッション性もよく、長時間座っていてもお尻が痛くなりません。
また、ロッキングの際に座面が連動して前方へ動くため、PCとの距離が変わることなく、作業に集中できます。
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バーデブラ03
バーデブラ03は、1981年発売以降、3代目となるモデルです。
どこか懐かしさを感じるクラシックなスタイルがとてもカッコいい、ITOKIでイチオシのオフィスチェアです。
おすすめのポイントは、デザインだけではありません。
座り心地がすごくいいのです。
とくに腰あたりのフィットが素晴らしく、姿勢が安定します。
4本脚タイプは座面が回転するので、座った状態で立ち上がりやすいメリットもあります。
YL6
YL6は通販向けで展開しているサリダチェアシリーズになります。
本商品の魅力は、なんといってもコスパのよさでしょう。
本モデルは、ITOKIのカタログ掲載品のオフィスチェアに比べて、かなりお値打ちなのです。
しかし、作りに一切の妥協を感じないのがITOKIのすごいところ。
デザインも座り心地も抜群にいいですよ。
オフィス・自宅問わず、強くおすすめしたい一品です。
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まとめ:ITOKIのオフィスチェアはすばらしい
世の中には、さまざまなメーカーのオフィスチェアがありますが、ITOKIのオフィスチェアはちょっと別格だなと感じます。
デザインや機能、品質どれをとっても一切の妥協を感じないのです。
通販向けで展開している低価格のサリダチェアにしても、安さのわりに上等すぎてコスパ最高と感じます。
オフィスチェアにこだわるなら、ぜひITOKIも視野に入れてみてくださいね。
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