イトーキのスピーナをレビュー。座り心地と品質を評価

スピーナチェア 座り心地 レビュー

株式会社ITOKI(イトーキ)はオカムラ、コクヨと並び日本トップクラスのオフィス家具メーカーです。

そんなイトーキのチェア「スピーナ」がすごいんです。

何がすごいって、発売から15年近く経とうとしているのに、人気に拍車がかかっているんです。

テレワークが普及して良いチェアを自宅で使う人が増えた影響もあるでしょう。

当サイトの高級デスクチェア特集でも読者様からの注目度が高く、このチェアのスゴさを改めて実感しております。

素晴らしいチェアは時代に左右されない魅力があるんですよね。
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スピーナのココがすごい

イトーキ スピーナチェア 評価

スピーナのすごいところ
・長時間座っても疲れにくい
・特殊な素材
・高機能

スピーナは2007年に登場しました。

驚くことに15年近くも経っているんですね。

かなりスタイリッシュなデザインで驚いたのを覚えていますが、衝撃的だったのは背もたれの素材です。

背もたれに「エラストマー樹脂」を採用したチェアは当時では類をみない画期的な素材でした。

 

最近ではナイロン系軟質樹脂のチェアも登場していますが、エラストマー樹脂は質感や曲がり具合がまったく異なります。

座り心地は・・

言うまでもなく素晴らしいです。

 

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スペック

スピーナチェアには、さまざまなタイプが用意されており、価格帯が違います。

順番に解説します。

バリエーション

スピーナチェアは、さまざまな組み合わせが用意されています。

「座面:布、背:エラストマー」

「背、座ともに布」

「背、座ともに本革」

など素材の種類が豊富なことに加えて、アームやヘッドレストをオプションとして付けることが可能です。

なお、本記事では背がエラストマー樹脂のアーム付きモデルにてレビューしています。

材質

イトーキ スピーナ スペック

部位材質
背もたれ・エラストマー樹脂or布張り
座面・布張り(モールドウレタン)
アーム・エラストマー樹脂+ウレタン
脚ベース・アルミダイキャストor強化ナイロン樹脂

エラストマー樹脂は、特殊な高級素材です。

 

サイズ

イトーキ スピーナ サイズ

タイプサイズ
アームなし幅:47(脚ベース:68)cm
奥行:64(座面:46)cm
高さ103-114.5c(座高:47.5-59)cm
アーム付き幅:65(脚ベース:68)cm
奥行:64(座面:46)cm
高さ:103-114.5(座高:47.5-59)cm
ヘッドレスト+アーム付き幅:65(脚ベース:68)cm
奥行:66.5(座面:46)cm
高さ:119-130.5(座高:47.5-59)cm

 

サイズは大きいため、大柄な人でもゆったり座れます。

 

機能

イトーキ スピーナ 機能

機能機能解説
パッシブスライドシート座面が沈みながら後方へスライド
ロッキングレンジ調節3段階で背もたれの角度を調節可能
ベンディングシート座面インナーカバーの特殊形状
アンクルムーブシンクロロッキングくるぶしを起点にロッツキング
ロッキング強弱調節ロッキングの硬さを調節できる

座ったままの状態でラクに操作できるのがスピーナのメリットでもあります。

とくに「パッシブスライドシート」は高度な技術を用いないと製造できない機能。

イトーキの技術の高さがあってこその機能といえます。

調節はとてもスムーズにできます。

座り心地

イトーキ スピーナ 座り心地

スピーナはお尻、背中、腰のサポート感すべてにおいて心地よさを感じます。

長時間座っていてもストレスを感じないので、1日中PC作業をする方にもおすすめですよ。

 

お尻のフィット感

オフィスチェアで座り心地を大きく左右するのは座面です。

スピーナはイトーキ独自のベンディングシートに加え、座ると座面が少し沈みながら後方へスライドします。

これらの素材と動きにより、お尻に負荷がかからないというわけです。

実際に体圧分布データも公表しており、体圧分散に優れていることが確認できます。

座面の構造と機構は目を見張るものがありますよ。まさに「メカ」です。

 

イトーキ スピーナ クッション

座面の前方は下に垂れているので、ひざ裏を圧迫しません。

血の流れを妨げないので安心です。長時間座っていてもラクなのは、こういった工夫が見られるからでしょう。

じつによく考えられた設計です。

 

背もたれの感触

イトーキ スピーナ 背もたれ

背もたれはエラストマー樹脂で、身体にフィットしやすく背中の動きに追従します。

一見硬そうに見えますがそんなことはありません。

写真からもお分かり頂けますが、腰をサポートするランバーサポートも効いており腰に負担をかけず、正しい姿勢を維持しやすいです。

 

エラストマー樹脂は写真のようにグニャリと動くのが特徴です。

 

 

ヘッドレストなしでも、座面から背もたれトップまで63cmあり、背中全面を支えます。

エラストマー樹脂はナイロンのような硬さはなく、身体に馴染みやすいのも特徴の一つです。

また背もたれの縦リブ形状により、クッションに比べて熱がこもりにくいのもメリットと言えます。

 

アームの感触

イトーキ 肘 種類
写真は「アジャスタブル肘」

アームには「アジャスタブル肘」と「T型肘」の2種類あります。

腕を置いてリラックスできるのでラクです。

 

アジャスタブル肘は内側に20°3段階で調節できるため、姿勢によって置きやすい角度に調節できます。

 

 

スピーナ レビュー

アルミダイキャストのデザインは、かなりインパクトがあります。樹脂のモデルもカッコいいですですが、豪華さを感じられるのはアルミダイキャストの醍醐味といえるでしょう。

デメリットはあるのか・・?

イトーキ スピーナ デメリット

デザイン、座り心地、機能性については申し分なく大満足できるチェアです。

デメリットを挙げるならば価格が高いことでしょう。

これだけ優れたチェアなので価格が高いのは仕方ありませんが…

気軽に買えるチェアではないということですね。しかし、価格以上の価値があるのは間違いありません。

素晴らしいスピーナを末長く使うことに、損することはないでしょう。

まとめ:スピーナは歴代上、傑作のチェアです

スピーナは発売から10年以上経ちますが、今みても古さを感じさせない、まさにタイムレスなオフィスチェアです。

極限までこだわり抜いたデザインと質の高さは惚れ惚れするほど。

まさに、史上最高峰のオフィスチェアといえます。

 

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