イケアで人気の作業用イス、マルクスを徹底検証

仕事や作業をする為に使うイスをワークチェアと言いますが、イケアの中でマルクスとイェルブフェレットの2つは特に『座り心地が良い』と評判が良いです。果たして本当なのでしょうか。

前回、イェルブフェレットをイスフェチの私が独自の目線で実際に座り検証した結果、良いオフィスチェアだという事が判明しました。

イケアのイス イェルヴフェレットはなぜ人気？ 秘密を暴く！〜ワークチェア編〜

そして今回はマルクスです。人気が高いというのには必ず理由があります。実際に試座、検証しましたので解説します。

優れたワークチェアの条件

優れたワークチェアにとって条件は5つあります。

以上が優れたワークチェアの条件です。条件というよりかは必須条件でしょう。

まずはこれをクリアした上で、更に機能性や操作性が優れているほど、より優れたチェアであるといえます。

しかしこの5つの条件がクリアできていないワークチェアは非常に多いのです。

当然かもしれませんが3,000円級の安いチェアで座り心地が良いものを探すのは至難の技です。

マルクスのスペック

出典:ikea

マルクスの特徴

デザイン

出典:ikea

クセのないシンプル&スマートなデザイン。オールブラックの本体にグレーの脚ベースが高級チェアの雰囲気を醸し出します。

背面は流行りのメッシュ。そしてハイバックでかなり高さがあるので、もたれ掛かった時に後頭部が痛くなりにくいよう、クッションが付いています。

ランバーサポートも付いているので長時間の使用でも快適に座れるように設計されている事が分かります。

サイズ

座面のサイズはどんな感じ？

マルクスは座面のサイズは日本人にとってちょうど良いサイズ感です。幅は53cmと広くゆったりと座れるサイズ感。

奥行きは大きければ良いというものではありません。50cmを超えてくると大柄な人でも膝の裏側を圧迫します。理想は背にしっかりもたれかかり膝の裏側に座面があたらない事。マルクスは47cmなので広すぎず狭すぎないサイズ感です。

ただ小柄な方は膝裏があたってしまうかもしれませんが・・

この本体のボリューム感としての座面の奥行きは最適なサイズといえるでしょう。

背面のサイズはどんな感じ？

背面はかなり高さがあります。そのおかげで後頭部もしっかり預ける事ができます。座る分には高さがあって良いのですが、見た目的には少し圧迫感が出てしまうサイズ感である事は否めません。

座面までの高さはどんな感じ？

座面までの高さは一番低い状態で46cm。これは結構高めです。靴を履いた状態だとちょうど良いくらいでしょう。しかし自宅で使用する場合そうはいきません。脚が床に接地しない方はスリッパを履いたり、台を置くと良いかもしれません。

マルクスの座り心地

結論から申し上げますと、座り心地はかなり『良好』です。

座面はやや硬め。柔らかすぎると姿勢が崩れやすくなり、硬すぎるとお尻が痛くなります。マルクスの座面は長時間の使用でも疲れにくいくらいのちょうど良い硬さといえるでしょう。

背のフィット感もよく、フレームなどがあたって背中が痛くなるような事はありません。

背面にはランバーサポートが効いているので腰のあたりが楽です。

そしてリクライニングがスムーズで気持ち良いです。背を倒した状態でロックする事もできます。後傾姿勢で仕事をしたい時や、くつろぎたい時に便利な機能です。

マルクスの価格

イケアの中では価格は高い部類に入りますが、デザイン、座り心地の事を考えるとコスパはかなり良好です。

このスペックだと他のメーカーでは中々ありません。同スペックの他のメーカー品と比較した場合、かなり安いといえます。

まとめ

マルクス、うわさ通り優れたワークチェアである事が判明しました。しかし座面までの高さが割と高めなので、この点を考えると小柄な方には少々シンドイかもしれません。

脚が床に接地する方には座り心地はかなり良いのでオススメできるチェアでしょう。

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