日本で初めてオーダー枕を開発し、全国に46店舗構える眠りの専門店「マイまくら」。
創業120年で実績が豊富な専門店として人気です。
そんな眠りの専門店として人気の商品が多いなか、定番的存在ともいるのが首肩快適枕プレミアム
です。
目次
首肩快適枕プレミアムの評判はいいのか？
「首肩快適枕プレミアム」は、購入者のレビュー全般を見るかぎり、評判がかなり良い枕だといえます。
公式サイトでのレビュー件数は150件を超えており、評価は4,5以上と高く評価されているのも確認できました。
「評判はいいけれど、実際のところ本当に優れた枕なのか？」
ということで、家具コンパスで徹底的に検証しました。ぜひ本記事の続きをご覧ください。
基本情報
| 品名 | 首肩快適枕プレミアム |
| サイズ | 約43×70cm |
| 材質 | 中材：ウレタンフォーム、ポリエチレン、ポリエステル綿 側生地：ポリエステル100% |
| 実店舗販売 | あり |
| メーカー | 株式会社エイティー今藤 |
首肩快適枕プレミアムを販売する株式会社エイティー今藤は、鹿児島県で1905年に創業した老舗です。
マットレスなど自社工場で製造している商品もあることから、寝具メーカーともいえます。
下取りサービス
本商品を購入したら、一般的な通販のように買って終わりではありません。
なんと、通販で購入後も店舗（マイまくら）へ持ち込めば、除菌・消臭のアフターサービスを受けられるのです。
高さ調節のお手伝いをしてくれるのも、サポートのよさを感じます。
ちなみに、本商品を買えばマイまくらのオーダーメイド枕を購入する際に、本商品を1万円で下取りしてくれるサービスも付いています。
通販専用商品なのに、店頭でしっかりアフターサービスを受けられるのは、嬉しいポイントです。
首肩快適枕プレミアムをレビュー
首肩快適枕プレミアムは、自分で高さを調節できるのが優れた点であり、万人にフィットしやすいのが魅力でもあります。
自分に合う高さ位置さえ見つけてしまえば、しっかり首にフィットして心地よく使えます。
身長差のある2人が試した結果
首肩快適枕の使い心地について、身長180cmと169cmの二人が試してみました。
はじめは高さを変えることなく試してみたところ、身長180cmの筆者はそのまま高さを変えなくても、ピッタリ首にフィットして、快適に使うことができました。
身長169cmの被験者は高さが合わず、朝起きたら首に違和感を覚える結果となりました。つまり、高さを低くしないとフィット感が得られなかったのです。
高さ調節シートを2枚とも外したところ、朝の違和感がなくなり快適に使えるようになりました。
結論としては、身長差のある2人でも高さ調節によってフィット感を得られたということになります。
ほどよい柔らかさを感じつつも、首をちゃんと支えてくれているというのが率直な感想です。
・身長169cmは高さを低くして快適に使用できた
パイプを感じない程よい柔らかさの使い心地
高さ調節できる枕として定番なのが「パイプ枕」です。
通気性に優れ、簡単に高さ調節できるため人気ですが、カサカサ動く音がしたり、耳に硬さを感じたりするため苦手に感じる人も一定数います。
しかし、首肩快適枕はパイプが内臓されているものの、カサカサ音やパイプの硬さを感じることはまったくありません。
綿によってパイプの弱点を解消しているのです。
高さ調整で首にフィットする状態が作りやすい
身長差によって同じ高さでも使い心地が変わったように、やはり高さ調節するのは大切なことです。
本商品は高さ調節シートとパイプの出し入れによって高さを調節しながら、自分に合う高さに調節することができます。
高さ調節シートを出し入れするだけでも、目に見えて高さの変化が確認できます。
首に隙間ができると不快感を感じるため、首にフィットする高さまで調節することで快適性が増します。
シートは2枚入っているので、まずは1枚づつ取り出して、首にフィットする高さを見つけます。
1枚の厚みが1cmなので、最大2cmは高さを低くできます。
本体の裏側にパイプを出し入れできるポケットが7箇所ついています。
高さ調節シートだけでは合わなかった場合はパイプの出し入れをおこなうことで、さらに細く高さ調節できるのがメリットです。
最大の特長でもある高さ調節機能は、万人に合わせやすく他の枕とは一線を画すところです。
調整域が広いため、幅広い体格の人に合わせやすくフィット感に優れています。
仰向け寝
仰向け寝でまず感じたのが、頭部と首がすっぽりとはまるようなフィット感を味わえたことです。左右両側にやや高さがあるため、安定感を感じられます。
もちろん、安定感を感じられたのは高さを調節してからです。身長169cmの被験者は高さ調節シートを2枚とも外してフィット感を得られました。
画像からも頭部がすっぽりとおさまっているのがお分かりいただけます。
枕の前方部はカーブを描いており、頸椎のカーブに合わせて首を支えるようなデザインになっています。
実際に首の隙間はできず、違和感を感じることはありません。
横向き寝
横向き寝でありがたいのが、耳が痛くない点です。
粒わたのおかげか、圧迫するような不快感が皆無で、耳を押し付けるような嫌な感じがまったくありません。
本体の形状が立体成形になっているので、のっぺりとした形状の枕と違って頭部に安定感を感じます。
寝返りの打ちやすさ
ウレタン枕に比べると弾力性は低いため、寝返りの打ちやすさはやや劣るように感じます。
しかし、気になるほど打ちにくいことはないので、そこまで不安視する必要もありません。
本体を検証
首肩快適枕プレミアムの本体を検証しました。
本体そのものの品質は申し分ありません。とくに構造に関しては、よく考えて作られているなと感じた次第です。
デザイン
首肩快適枕プレミアムは7箇所のブロックで立体的なデザインが印象的な枕です。
なお、本商品には向きがあり、画像のようにへこんでいる方を手前にして使用します。
硬さ
硬さについては、ほどよい柔らかさを感じます。
これは上層部分に粒わたを使用しているのが理由の一つでしょう。ややモッチリとした弾力性を感じるのもこのためです。
しかし、ウレタンのように沈みこむような柔らかさはありません。下層にあるパイプによって一定まで沈み、一定ラインでしっかり支えられるような感じです。
通気性
ウレタンフォームの枕に比べると通気性は良いです。
内部の上層の粒わた自体はポリエステルのため、そこまで通気性が良いわけではありませんが、下層がパイプなので熱を逃してくれる仕様になっています。
使っていて熱がこもって不快に感じることはありませんでした。
構造
首肩快適枕プレミアムの構造は3段階になっています。
下層は高さ調節シートのため、あくまで高さを合わせるための機能の一つに過ぎません。
使い心地を決定づけるのは中間層のパイプと表面層の粒わたになります。
一般的な枕は単一素材が多いなか、異素材を組み合わせることでフィット性を高めるよう設計していると感じます。
側生地
表面の生地はソフトな肌触りが特徴です。
本体側面のマチとパイピング部分は丁寧な縫製でした。質の高さを感じられます。
なお、側生地は洗濯可能です。
首肩快適枕プレミアムの総合評価
首肩快適枕プレミアムを一言で表現するなら、使用素材をいいとこ取りしたハイブリッド枕とでもいえるでしょう。
パイプで安定性と硬さを出力し、綿でフィット感を増大させるので、まさにハイブリッドな枕だと感じるのです。
使い心地も高さ調節さえすれば、本当に気持ちよく使えます。品質も申し分ありません。
正直、もう少し安ければもっといいかなと思うところもありますが、使い心地と品質面にバランスを考えたら、コストパフォーマンスは十分に高いと感じます。
メリット・デメリットまとめ
首肩快適枕プレミアムは通販限定商品のため、現物を確認して購入することができません。この点はデメリットといえます。
しかし、購入後は店頭へ持っていけば高さ調節のアドバイスをくれたり、除菌・消臭などのアフターサービスを受けられるのは大きなメリットです。
メリット
- 高さが合わず後悔するリスクが低い
- 仰向け、横向きの心地よさに差を感じにくい
- 購入後に店頭でアフターサービスを受けれる
デメリット
- 自分に合う高さに調節する必要がある
- カバーをつけると向きが分かりにくい
首肩快適枕プレミアムはこんな人におすすめ
首肩快適枕プレミアムがおすすめの人は、ズバリ自分に合う枕を購入できるか不安を抱えている人です。
本商品は幅広い可動域で高さ調節ができるため、さまざまな体格の人にフィットしやすい特徴を持ちます。そのため、高さ調節ができない枕を購入して、結果的に自分に合わなかったというリスクがかなり低いのです。
また、ほど良い柔らかさがあるので痛みを感じないため、硬さに敏感な人でも安心して使えます。
実店舗で試せる？
首肩快適枕プレミアムを販売する「マイまくら」は実店舗が全国で45店舗以上ありますが、残念ながら本商品は通販限定品のため、実店舗で試すことはできません。
どこで購入するのがお得？
首肩快適枕プレミアムは通販限定品のため通販でしか購入できません。
なお、購入は公式ストア以外に楽天市場やAmazonなどモールでも購入できます。
まとめ
首肩快適枕プレミアムを実際に検証する前までは「なんでこんなにも評判がいいのか？」と、正直不思議な気持ちでいました。
しかし、実際に2週間ほど使ってみて評判の良さに納得しました。
広い可動域で高さを調節できるため、自分にぴったりとフィットするのです。
パイプとウレタン、そして綿のいいところを組み合わせた見事なハイブリッド枕とでもいえます。
どんな枕がいいか迷っている人は、購入の候補に挙げても損はありません。
ぜひ、チェックしてみてくださいね。
