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リテリーのモーションマットレスをレビュー。電動ベッドなのに…
電動ベッドと聞くと、フレームがゴツくて場所を取るイメージがありますよね…
しかし、本記事でご紹介するLiterie(リテリー)のモーションマットレスは違います。
電動ベッドなのに…
スマートで、オシャレなデザインなんです。
しかもオシャレなだけではありません。
このベッドには魅力的な要素がたっぷり詰まっています。
本記事では、そんなモーションマットレスを徹底解説します。
・家具業界で20年以上働いているマーケター
・商品開発やアドバイザーなど幅広い分野で活動中
まず総合評価から
総合評価から発表します。
モーションマットレスを「デザイン」「寝心地」「機能性」「素材」に分けて評価。
結論から言うとチェック項目それぞれにおいて、高く評価できました。
もっとも評価できたポイントは、
『美しいデザイン』と『寝心地の良さ』
です。
言われなければ電動と分からないほどスマートなデザイン、そして品質の良さはとても魅力的です。
またベッドフレームなしで単体使用できる手軽さがあり、スペック面での評価項目も高く採点することができました。
ノーリー
あらゆるシーンで使えるシンプルなフォルムは要チェックですよ。
モーションマットレスのメリット・デメリット
メリットは一般的な電動ベッドに比べてスペックがとても良いところ。
体圧分散に優れたライトウェーブ(コア材)は高品質で優れた機能を持ちます。
また、床に直置き使用できる手軽さも魅力です。
デメリットは重たくて設置が大変なことと、電源の確保が必要なことです。
電動ベッドなので当然と言えば当然ですが…
仕様
品名 | モーションマットレス (電動ベッド) |
材質 | コア材(中材):ライトウェーブ(ポリエチレン100%) 外カバー:ポリエステル50%、レーヨン40%、ポリウレタン10% 内カバーポリエステル100% フレーム:スチール |
サイズ・重量 | 【シングル】幅:96 長さ:196 高さ:23cm 重量:58Kg 【セミダブル】幅:119 長さ:196 高さ23cm 重量:72.5Kg 【ダブル】幅:139 長さ:196 高さ23cm 重量:85Kg |
硬さ | 硬め |
価格 | 138,000円~ |
生産国 | フレーム、カバー:中国 コア材:日本 |
本体をレビュー
梱包で到着した状態から、使用感まで順番に紹介します。
梱包状態〜開梱まで
商品は完成品で届きます。そのためサイズが大きく重いため、一人では持ち運べません。
到着時、配送業者2名で室内まで運び入れてくれました。
箱のなかは本体が袋に包まれた状態で入っています。
付属品
付属品はリモコン、電源BOX、コンセント用ケーブル、リモコン用電池の4点です。
コンセントは使わず、電源BOXに角形9V電池を2本入れてもリモコン操作は可能です。
ただしこれは停電時など緊急時の使用に限られます。
ふだんは電源コンセントをつなげて使用する必要があります。
本体フレーム
まずは本体から検証。耐久性に関わる部分なので入念にチェックしました。
「躯体」の部分となるフレームはスチール製で、とこ面にはすのこが配置されています。
すのこ板の幅は3.5cmあり、これが20本連続して配置されています。
一定の間隔ですき間があるため通気性が良く、熱が内部にこもらないのが特徴です。
また、すのこ自体がしなるため、底打ち感を軽減する作用もあります。
本商品はベッドフレームなしで、直接床に置いて使用できるのがメリット。
本体の底面にフェルトが貼ってあるので床を傷つけません。
床とマットレス手前側の間には手のひら以上のすき間があります。
リモコン操作
リモコンのボタンはとてもシンプル。
コードレスなので、すっきりしているのもうれしいポイントです。
初期設定は本体側のモーター電源を入れて、リモコンのペアリングボタンを押すだけですぐに作動できます。
頭側の側面1箇所にリモコンを収納できるポケットがあります。
スッキリと収まります。
動作
リクライニング動作はとてもスムーズです。
初動もガタっとした急な動きをしないため、ストレスを感じません。
動作中にモーター音はしますが静かなので、まわりの迷惑になるようなことはありません。
モーターについて
本商品は電動ベッドなので、モーターが本体内部に設置されています。
メーカーはドイツのOKIN社製で、世界でもっとも厳しい安全品質基準をクリアしたモーターです。
ライトウェーブ(コア材)
コア材は特許技術で製造されたライトウェーブを採用。
素材は繊維状のポリエチレンを絡めて、マットレスの形状にしています。
通気性が良いので熱がこもくく夏は快適。
空気層が多いため、冬も冷気を感じにくいメリットがあります。
・寝返りしやすい
・通気性がよく熱がこもりにくい
・空気層により冷気を感じにくい
・洗えるので清潔に保てる
厚みは公表値どおり10.5cmありました。
これだけ厚みがあればヘタリにくく安心です。
本商品のライトウェーブ(コア材)はゾーニングにより、部位によって硬さを微妙に変えています。
基本的に寝心地は硬めですが、中間の腰があたる部位は両サイドに比べて反発力がやや強めです。
そのおかげで腰のサポートが効いているように感じます。
端は中央に比べて密度が高く、とても硬いです。
端に座っても、沈まずしっかりした座り心地で安定します。
かなり硬いため型崩れしにくいです。
繊維状になったポリエチレンはほつれがなく、断面もきれいな仕上がり。
品質はとても良いことが確認できます。
ライトウェーブは水で丸洗いが可能。
もし子供がおねしょをしてしまっても安心です。
清潔に保てるのは本商品のメリットのひとつでもあります。
耐久性
ライトウェーブは、JIS規格に基づき耐久性テストを実施しています。
試験方法は半分の厚みまで80,000回繰り返し圧縮するというもの。
この試験方法により厚みの低下を測定したところ、復元率93%以上であると証明されています。
ローテーションできる
本商品は、
「コア材のローテーションが可能」
というのもメリット。
定期的に向きを変えて使用することで、局所にかかるダメージを軽減して長持ちするというわけです。
ライトウェーブ自体は軽量なので、ローテーションはラクにできます。
モーションマットレスのカバー
ライトウェーブはグレー色のインナーカバー、その上にライトグレー色のアウターカバーが掛けられています。
アウターカバー
アウターカバーは厚みがあり、とてもやわらかい質感です。
またストレッチが効いており、カバーをラクに掛けれます。
ノーリー
インナーカバー
インナーカバーはメッシュで、通気性が良い素材です。
洗濯可能
アウターカバー、インナーカバーどちらも洗濯機で洗うことができます。
洗濯表示によると、下記について注意が必要です。
・漂白剤は使用禁止
・タンブル乾燥禁止
・日陰干しすること
・アイロン使用禁止
・ドライクリーニング禁止
寝心地をレビュー
仰向け寝
仰向けでは硬めでしっかりした寝心地を体感できました。
とくに腰あたりのサポートが効いており、筆者のような腰痛持ちにはありがたいです。
フット部分を上げると足がラクに感じます。
じっさいに足を10cmていど上げて寝ると、むくみの解消も期待できると言われておりおすすめの使い方です。
高さを最大まで上げた場合、脚先で約30cm、ひざあたりで約40cmほど上がります。
脚先とひざ部分は連動して動くため、片方ずつの調節はできません。
横向け寝
横向けでは硬さは感じるものの、突っ張りを感じたり肩が押されて痛くなるようなことはありません。
硬いけれど底打ち感がない寝心地はとてもラクです。
寝返りしやすさ
ライトウェーブは高反発のため、寝返りしやすいです。
寝返りは睡眠中に身体をほぐす目的もあるため、無視できないポイント。
身体に負荷をかけることなく自然に寝返りできるのは、ライトウェーブの魅力でもあります。
振動の伝わりにくさ
本商品はサイズによっては二人並んで寝ることができますが、振動はまったくと言うほど伝わりません。
シングルサイズで二人並んで検証しましたが、となりで寝ている人の寝返りが気になることはありませんでした。
背もたれを起こした状態
モーションマットレスは背もたれを起こして、ソファのように使用できます。
安定性があり腰あたりもラクです。
ノーリー
保証はある?
モーションマットレスには1年間の保証が付いています。
通常使用で故障した場合、期間内であれば無償で修理を受けることが可能です。
他メーカーの電動ベッドとの違いは?
リテリーのモーションマットレスと他メーカーの電動ベッドとの違いをまとめました。
・単体使用の可否
・コア材
デザインと仕様の違い
一般的な電動ベッドは、介護仕様のモデルが多く大きくてゴツいデザインが目立ちます。
またベッドフレームとマットレスは別々で購入する必要も。
たとえば大手家具店のニトリも、フレーム・マットレスをセットで購入しなければいけません。
しかし、モーションマットレスはフレームがなくても床に置いて使用できます。
見た目もシンプルでスマートな点は魅力的です。
コア材の違い
一般的な電動ベッドで使用するマットレスのコア材は、ポケットコイルが主流です。
このポケットコイルは高級ブランドも使用する反面、低価格なマットレスにも用いられます。
つまりそれだけ汎用性(はんようせい)が高く、幅広く使われているということ。
モーションマットレスは特殊技術で製造するライトウェーブを使用しています。
解説したとおり、ライトウェーブは高品質で他の電動ベッドとの大きな違いでもあります。
モーションマットレスはこんな方におすすめ!
- 究極にくつろぎたい
- 就寝時、起床時の動作をラクしたい
- ベッドの上で過ごす時間が長い
- 高品質な電動ベッドが欲しい
モーションマットレスの魅力は、姿勢に合わせて角度を自由に変えられるところ。
雑誌を読むときは『ソファのように背もたれを起こす』
足が疲れているときは『フットを少しだけ上げて血流を良くする』
といったように、状況に応じて姿勢を変えられるので究極にリラックスできます。
電動ベッドですから、横になるときや立ち上がり時に何かしらのサポートが必要な方にもおすすめです。
いずれにしても究極にくつろぎたいなら、老若男女問わず使用する価値は十分にあります。
ベッドフレームは必要?
モーションマットレスは床に置いて使用できるので、別でベッドフレームを用意する必要はありません。
もしベッドフレームとセットで使用したい場合は、モーションマットレスと同じサイズ、もしくはワンサイズ大きいタイプを選びましょう。
リテリーのベッドフレームは種類が少ないため、
「欲しいベッドフレームがリテリーにない!」
という方は、下記の記事にておすすめのスノコベッドを紹介していますので参考にしてみてください。
安いすのこベッドおすすめ12選(オシャレ厳選)【選び方も解説】Literie(リテリー)ってどんなブランド?
リテリーは、株式会社モーブルが展開するマットレスに特化したブランドです。
モーブルは1986年に創業した老舗の家具メーカーで、有名家具店との取引も多数あります。
つまり、リテリーは実績豊富な家具メーカーが運営しているブランドということ。
企画から製造まで一貫してできるからこそ、ライトウェーブのような高品質なマットレスを製造できるということでしょう。
リテリーで販売しているマットレスについて
リテリーはモーションマットレス以外にも、さまざまなタイプのマットレスを販売しています。
全モデルに共通しているのは、コア材にライトウェーブを使用しているというところ。
寝心地にこだわりたい方は、ぜひチェックしてみてください。
まとめ:寝るときだけ使うのはもったいない…
大きくてゴツい電動ベッドのイメージをくつがえす、洗練されたデザインが魅力的なモーションマットレス。
正直、言われなければ電動とは気付かないレベルです。
品質が良く、寝心地の良さも立証済み。
これは世代に関係なく、究極にくつろぎたい方にぜひ体験してほしいベッドだと感じました。