「疲れが取れないのは、睡眠の質が悪いせい?」
翌朝、スッキリと起きて快適な一日を過ごせるかどうかは、ご存じのとおり睡眠の質が大きく影響します。
寝心地をよさを追求したマットレスはたくさんありますが、科学的に睡眠の質まで考えてアプローチしたマットレスは希少です。
ブレインスリープマットレスフロートは…
・宇宙飛行士のように中立姿勢で眠る
・深部体温をコントロールする
と、ふつうのマットレスとはあきらかに違う特徴が書かれています。
「なんだかすごそうだけど、実際どうなのか?」
ということで、本記事では実際の体験をとおして徹底検証しました。
・家具業界で20年以上働いているマーケター
・商品開発やアドバイザーなど幅広い分野で活動中
ブレインスリープ マットレス フロート』で脳も体も、究極の深睡眠を。
目次
使用した結果を発表
ブレインスリープマットレスフロートは口コミがとてもいいです。
のちほど購入者の口コミを紹介しますが、はたして信ぴょう性はあるのか…?
ということで、寝心地を検証するために実際に使用した結果から紹介します。
なお、マットレスの上に置いて1年以上間使い続けた検証結果となります。
実際に使用してみた結果
Serata社製のマットレスの上で使用していましたが、ブレインスリープマットレスフロートを敷いてから、さらに睡眠の質は向上したと感じます。
とても眠りやすく、翌朝の身体のコンディションに変化を感じました。
もともと、サータのマットレスはやわらかく、自分にとってはもう少し硬めがいいと感じていましたので、ブレインスリープマットレスフロートを置いてからちょうどよい硬さになりました。
使い始めは足元の段差が気になりましたが、1週間で慣れました。
とくに、翌朝ふくらはぎがラクになったと実感できたのは大きなメリットと感じます。
足のむくみが気になる人ほど効果を感じやすい?
筆者は長時間座って仕事をします。
すると、足に水分が停滞しがちで、むくみやすいんです。
ブレインスリープマットレスフロートは足元が高くなっているので、体内の巡りをよくするからでしょうか。
翌朝、足がラクに感じます。
ですので、座りっぱなしで足のむくみが気になる人ほど、効果を感じやすいのではと推測します。
ブレインスリープマットレス フロートの口コミ
肯定的な口コミが多いのは、ブレインスリープマットレスフロートの評価がいいからでしょう。
もちろん、本商品に限らず100点満点の商品などありません。否定的な意見もありましたので、あわせて紹介します。
はじめは、足をあげて寝るのに違和感がありましたが、2日目から慣れました。朝起きると、足の方に何かたまってるような歩きづらさがありましたが、それがマシになり、起きてすぐでもスムーズに階段が降りられている気がします。
それより何より、寝心地の良さ。枕を買って寝た時、これを体に敷いて寝たいと思ったので、マットの購入もしました。
体に触れる感触、硬さが好きです。引用元:BRAIN SLEEP
まるで無重力の空間にいるみたいで心地よい経験ができました。ちょうどいい固さで身体が沈み、脚が浮くので下半身の浮腫みの心配がなくなりました。お値段は少々高値ですが、買って良かったと思える商品だと思いました。
引用元:BRAIN SLEEP
届いたので早速つかってみて、足が浮く感じがよかったです。
普段横向きで寝るので、体を横にすると膝あたりが浮いて、足の置き場所に困りました。
せっかくの寝心地でしたが、少し残念でした。
横向きになる人はオススメできないです引用元:BRAIN SLEEP
少し疲労感はまだ残っているけど寝てる間はすごく気持ちいいです。
引用元:BRAIN SLEEP
良い口コミのまとめ
- 無重力を感じる心地良い寝心地
- 翌朝、足が軽く感じる
- 硬さがとても良い
良い口コミでもっとも多かったのは、足が浮く感じがとても心地よかったという点です。
翌朝にむくみも感じず、快適に起床できたという高評価も目立ちます。
悪い口コミのまとめ
- 横向きで寝るには慣れが必要
- 値段が高いと思う
- 床に直でも使えるが、冬は寒く感じる
- 硬すぎて眠れない
良い評価が多い一方、段差が気になって横向き寝が合わなかったという意見がありました。横向きでないと眠りに入れない方は、不向きかもしれません。
また、
「硬すぎて眠れない」
という意見もありました。
本商品はやや硬めで厚みもないため、床に直置きで使うとさらに硬さを感じます。ソフトな寝心地が好みの方の直置きでの使用はおすすめしません。
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メリット・デメリット
ブレインスリープフロートマットレスフロートのメリット、デメリットを解説します。
メリット
- 睡眠の質を徹底的に考えた設計
- 通気性がよく熱がこもらない
- 折り畳めて使い勝手が良い
- 洗えるので清潔に保てる
ブレインスリープマットレスフロートは、寝心地のよさだけを追求していません。
どうすれば睡眠の質を上げられるか?という点を徹底的に考えて作られています。
足元が高くなっているのも、中立姿勢を実現するためのデザイン設計といえます。
折り畳みできるので、サッと収納できるのもメリットの一つです。
デメリット
- 中材の配置替えができない
- 床に直置きで使う場合、冬は寒く感じる
本商品はマットレスの上だけでなく、直置きでも使用できますが、ファイバー素材で通気性がとてもいいので真冬は寒く感じます。
ただし、あたたかい敷きパッドを敷けば底冷えしないので問題ありません。
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ココがすごい
ブレインスリープマットレスフロートは他のマットレスにはない視点から作られたユニークな設計が魅力です。
すごいと感じるポイントを取り上げて紹介します。
フロートテクノロジー
宇宙飛行士が宇宙で過ごす姿勢から着想を得たと言われる「フロートテクノロジー」は本商品の最大の特長です。
身体にもっとも負担をかけないと言われる中立姿勢へと促す設計になっています。
中立姿勢とは人間が宇宙空間で全身の力を抜いたときの姿勢を言います。
これはNASAが提唱しているもので、身体にもっとも負担をかけない姿勢であると発表されています。
足を上げて血流の巡りを良くする
足の位置を高くすることで、血液の巡りを良くするアプローチはとてもめずらしい設計です。
はじめに紹介したとおり、筆者も翌朝に足のむくみが軽くなったことを体感しました。
深部体温をコントロール
深部体温は脳や内臓の温度を指し、朝から夕方にかけて上昇していきます。
そして、夜から朝にかけて下がっていきます。
入眠前後は、この深部体温の落差が大きいほど寝つきが良く深い眠りにつけると言われているのです。
ブレインスリープマットレスフロートは、入眠前後の深部体温の低下に着目し設計されています。
ブレインスリープマットレスの基本情報
項目 | 説明 |
品名 | ブレインスリープマットレス フロート |
サイズ | シングル:幅100 長さ195cm セミダブル:幅120 長さ195cm ダブル:幅140 長さ195cm クイーン:幅160 長さ195cm 厚み【肩・腰】5cm 【脚】9cm |
厚み | 肩・腰部:5cm 脚部:9cm |
素材 | 中材:ポリエチレン100% 本体カバー:ポリエステル100% |
硬さ | やや硬め |
返品可否 | 不可 |
価格 | 88,000円~ |
メーカー | BRAIN SLEEP |
使い方
本商品はオーバーレイ(上に重ねて使う)なので、ふだん使用しているマットレスや布団の上に敷いて使用します。
畳やフローリングなど平らな面に直置きして使うことも可能です。
保証・返品について
購入日から1年間の製品保証が付いています。
ふつうに使っている場合に限り、保証期間内に欠陥が生じた場合は交換してもらえるので安心です。
なお、購入したけれど身体に合わず返品できる返品保証サービスはありません。
あくまで欠陥が生じた場合にのみ交換の対象となります。
・公式サイトでは保証に関する記載はないので、保証内容に関しては今後変更になる可能性があります
素材をレビュー&解説
本商品は素材にもこだわりを感じます。
設計や質感について検証しましたので、参考にしてください。
中材
素材
素材は通気性と弾力性に優れた「グリーンファイバー」を採用しています。
ポリエチレン素材を絡めたブレインスリープ独自の三次元構造体で、素材体積の90%以上が空気になっています。
ちなみに、この素材はシャワーで丸洗いすることが可能です。
そもそも通気性が良いので湿気がこもりくい仕様ですが、年間を通して清潔に保てるのはうれしいポイントですね。
冬は羽毛布団をかぶると、布団内の温度が上昇して熱がこもりがちです。
熱がこもると寝苦しくなるので、この通気性の良さは大きなメリットの一つと言えます。
頭部、肩の位置によって反発力を変えているのも特徴のひとつです。
公式サイトでは写真のようにHARD・MID・SOFTと表記しており硬さを表現しているように見えますが、反発力の高さを指しています。
公式サイトでは頭の位置は「SOFT」に置くことを推奨しています。
ただし、頭の位置を変えても寝心地の違いは感じることはできませんでした。
なぜこのように反発力を変えているのか、公式サイトより引用して解説します。
5グラデーション構造によって中央から肩に向かって段階的に反発力を高めることで、肩が内側に入って大胸筋が縮まり睡眠中に深く呼吸しやすい状態を作ります
引用元:BRAIN SLEEP
めずらしい特長であり、他のマットレスと違ってかなり睡眠の質に着目していると感じます。
ただし、目視でゾーンの判別はできず、朝まで同じ位置をキープして寝るのも不可能に近いです。
厚み
上の写真は中材だけを測った寸法です。
メーカー公表値の肩・腰(5cm)、脚部(9cm)はカバーを掛けた状態の厚みを指します。
脚部は肩より4cm高くなっています。
これは冒頭でも解説しましたが、足の位置を上げることで血の巡りが良くなり「むくみの軽減を促す」効果を期待できます。
硬さ
硬さは身体が触れる表面がやや硬め、裏面は硬いです。
写真は横から見た断面図ですが、硬さが3層に別れています。
BASEは硬く、SupportとAdjustはやや硬めです。
通気性
素材体積の90%が空気になっているということもあり、通気性は抜群です。
厚手の羽毛布団をかぶっても寝床内(しんしょうない)に熱がこもりにくい効果があります。
反発力
およそ80cmの高さから本体の中心あたりに銀玉を落としてみました。
動画では何度も跳ね返るのがお分かり頂けると思います。
耐久性
出典元 :BRAINSLEEP
素材であるグリーンファイバーは、高い復元率を誇ります。
JIS規格の3倍にあたる耐久試験を実施しても復元率95%以上を維持しています。
これは30年相当使用した場合の数値として達成したことになるので、耐久性は高いです。
耐久性は新品の状態でちょっと触っただけでは判断できるものではありません。
ですので、耐久試験データは耐久性の高さの根拠になります。
カバー
カバーはポリエステル100%のメッシュ素材で、通気性に優れています。
手触りはサラッとした感じです。
中材のグリーンファイバーは通気性が良いため、メリットを最大限に活かしたカバーと言えます。
取り外して洗濯機で洗濯、日陰干しが可能です。
オーガニックスリープカバー
別売りになりますが、ブレインスリープマットレス フロート専用のオプションカバーも販売しています。
素材はオーガニック100%です。
「通気性」「吸収速乾」「抗菌」「消臭」
といった特徴があり、グリーンファイバーと相性が良いのがメリットです。
太陽光を当てると布が汚れを分解するCOVEROSSの機能も加わっています。
写真はストーングレー色。
落ち着いた色合いです。
取り付けは本体の上から被せるだけなので、とても簡単です。
ブレインスリープマットレスフロートの使用レビュー&寝心地を解説
ブレインスリープマットレスフロートを、到着した状態から寝心地まで一連の流れで解説します。
到着〜開梱
写真はクイーンサイズ
マットレスは三つ折りの状態で梱包されています。
ケースのサイズは以下のとおりです。
サイズ | 寸法 |
シングル | 高さ69cm 幅104cm 奥行23cm |
セミダブル | 高さ69cm 幅124cm 奥行23cm |
ダブル | 高さ69cm 幅144cm 奥行23cm |
クイーン | 高さ69cm 幅164cm 奥行23cm |
「スタンフォード式 最高の睡眠」から生まれた『ブレインスリープ マットレス フロート』
「体を浮かせて、心も軽く」
本商品のコンセプトが伝わるキャッチコピーです。
ビニール袋に包まれて入っています。
三つ折りの状態で入っています。
広げればすぐに使用できますよ。
圧縮ロール型のマットレスと違って、空気を抜く必要がないのがラクです。
オプション販売品のマットレスシーツは別梱包で届きます。
仰向け寝
ブレインスリープマットレス フロートの真価をもっとも発揮するのは「仰向け寝」です。
脚部が4cm上がっており、むくみの解消と新陳代謝の向上も期待できます。
寝心地は床置きかマットレスの上で使うかによりますが、単体だけだとやや硬めの寝心地です。
横向き寝
横向き寝は足元の段差が気になりました。
太ももの当たり具合に違和感を覚えたのです。
気にならなくなったのは3-4日経ってからになります。
ただし、気になったのは入眠時だけで、睡眠中に気になったことは一度もありません。
寝返りの打ちやすさ
本商品は高反発のため、寝返りは打ちやすいです。
振動の伝わりにくさ
となりで寝ている人に、振動はまったく伝わりません。
これはファイバー素材であることと、スプリングを使用していないためです。
ウレタンマットレス以上に振動は伝わらないですよ。
直置きでも快適に使える?
ブレインスリープマットレス フロートの厚みは5cm(メーカー公表値)あるため、直置きでの使用も可能です。
実際に直置きで試してみたところ、朝まで熟睡できました。
しかし、マットレスの上に敷いて使うよりも、だいぶ硬さを感じました。
また、素材の特性上、冬は底冷えすることは避けられません。
ひとまず直置きで使用してみて、硬さや底冷えが気になるようであれば、敷き布団を敷いて使用することをおすすめします。
結論:直置きの寝心地
- マットレスの上より硬さを感じる
- 冬は底冷えするので敷きパッドは必須
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ブレインスリープマットレスフロートは腰の不安を解消する?
腰の不安が解消するか判断するポイントに「寝返りの打ちやすさ」と「体圧分散」があります。
この2つは「腰にかかる負担」を図る一つの要素にもなるため、無視できません。
なお、本商品は寝返りが打ちやすく、体圧分散にも優れています。
つまり、腰に不安を抱える人にもおすすめということです。
ブレインスリープマットレスとエアウィーヴを比較
エアウィーヴの中材は、ブレインスリープマットレスフロートと同じ形状のファイバー素材を使用しています。
同等品の3つ折りタイプのスマートZ01で比較してみました。
モデル(シングル) | 価格 |
ブレインスリープマットレス フロート | 88,000円 |
スマートZ01 | 66,000円 |
価格は22,000円の差でエアウィーヴの方が安いです。
サイズ展開はブレインスリープマットレスフロートが5種類に対して、エアウィーヴが3種類となっています。
厚みはエアウィーヴのほうが肩・腰部分で3cm分厚く一見するとエアウィーヴの方がお得では?
と思うかもしれません。
中材のファイバーという点は同じ分類になりますが、構造面ではブレインスリープマットレスフロートの方が細かなこだわりがあります。
とくに足元が高い設計はブレインスリープの特長であり、エアウィーヴにはない仕様です。
「足を上げて血流の巡りを良くする」というアプローチがある点は、価格差のひとつと言えます。
どこで買える?返品は可能?
ブレインスリープマットレス フロートは公式サイト、もしくはAmazonから購入できます。
残念ながら、店舗では販売していません。
お得に購入するなら、公式サイトでセールを開催するタイミングを狙いましょう。
不定期ですが、セールを開催していますよ。
ブレインスリープマットレスを販売する会社について
BRAIN SLEEP(ブレインスリープ)は令和元年5月に設立されました。
創業者はスタンフォード大学睡眠・生体リズム研究所所長の西野精治氏。
睡眠に関するスペシャリストであり、その分野の第一線で活躍している方です。
著書である「スタンフォード式-最高の睡眠 」は分かりやすい内容と評判で、Amazonでは900件近くの高評価レビューが付いています。
そんな眠りに関して多数の功績がある方がブレインスリープを創業したというわけです。
また、ブレインスリープはTVなどメディアだけでなく、NTT東日本と協働で日本の睡眠課題の解決するプロジェクトに参画したりと幅広く活動している会社でもあります。
睡眠コラムが面白い
ブレインスリープは、睡眠に関するコラムを定期的に公開しています。
専門家がわかりやすく解説しており、参考になりますよ。
睡眠に関して悩みがある方は、ぜひご覧になってみてください。
まとめ
「フロートテクノロジー」
「深部体温を低下」
など専門的なアプローチは、眠りのスペシャリストならではの考案です。
検証をはじめた頃は、脚の段差が気になって寝れないのでは?
と不安でしたが、3日目からは気にならずにぐっすり寝れるようになりました。
むしろ以前より深い眠りについているような感覚を体感できています。
眠りのスペシャリストが考案した特別なマットレスで「ぐっすり寝て、翌朝スッキリ」を体感してみてはいかがでしょうか?